11月22日、スリル・ミーを観てきました。
噂の舞台、スリル・ミーを観てきました。
刑務所での囚人の仮釈放審議会。
審議官に問われるまま、「私」は37年前に犯した自らの罪を語り始める。
「私」と「彼」
二人にいったい何が起きたのか・・・・・・。
頭脳明晰で幼なじみでもある二人。
ニーチェを崇拝し、自らを特別な人だと語る「彼」は、『犯罪』をすることでしか自分を満たすことができない。
「私」はそんな「彼」を愛するがゆえに、求められるままに犯罪に手を貸して行く。
より深い束縛を求める2人は、互いの要求すべてに応えるという契約をつくり、血でサインをする。
裏切りが許されない契約書のもと、二人の犯罪は次第にエスカレートしていき・・・。
私が観た回は
私:松下洸平さん
彼:小西遼生さん
のペア。
とにかく彼が神経質。そんな印象を受けた。
私については、真面目で正義感が強くて、でも自分の中の優先順位の一番が彼だから、彼の無茶な要求にも目をつぶり、ともに犯罪に手を染めていく少年という印象かな。
この私役の松下さん、37年前に犯した罪について審議会で語るシーンと、彼と共に過ごした37年前の演じ分けを声だけでしていて、発声音域っていうのかな?
その音域が広くてビックリ。あと、歌声も好きな感じの声だったな。
劇中で、特に明確な攻めと受けの描写はなくて、観客の好みによってどっちとも取れる演出がしてあって、これが凄くいいと思った。
一口に腐女子といえど、カップリングの好みと絶対に受け付けられないシチュエーションは人の数だけあるから(笑)
ちなみに私は松下×小西派です。
体格だけを見ていると小西さんの方が背が高いから逆だと思うし、話の中盤までも逆だと思っていたんだけど、最後の最後、どんでん返しが来て「おお、これは完全にマツコニである。」と、ゆんの中のリトルゆんが確信していました。
攻め受けを自分の中に落とし込む過程で、衣装がこれまたとても良かったのだ。
私:グレーのジャケットに黒のパンツ。(ネイビーかも)
白シャツにサスペンダー。ネイビーのネクタイ。丸メガネ。
彼:上下キャメルのスーツ(しかもハイウエストパンツ)で中にはジレ。白シャツ。
・・・・・・とてもいい!!!(親指を立てながら)
彼がとってもチャラついているのだ。とってもいい。すごくいい。
キッチリ着ている私との対比がとってもいい。すごくいい。
さっき書いたけど、この彼、とっても神経質な人となりが見てとれるのに、服装はチャラついているのだよ。シャツのボタンとか3つぐらい外しちゃうんだよ。
チャラ受けとか100点満点かよ!!!
あっ、あと小西さんのお尻がとっても良かったです・・・。
ストーリーとしては、もーちょっと絡んで欲しかったな。って思いがあるんだけど、
でも、だからこそ、「いつ来るんだ、絡みいつ来るんだ」ってソワソワ、でも集中しながら物語を追える。
そしてたまにハッとさせられるようなセリフがあって。
家で観ているのであればゴロゴロのたうちまわっていたと思う(笑)
そんなこと勿論できないので、持って行ってたタオルを力の限り絞ってました(笑)
今回、初めて観に行って、この舞台の中毒性に気付いてしまうところまで正直いていると思う。
早くまた再演して欲しい。
そしたら次は絶対に全ペア観に行くぞ。
これはそれぞれのペアによってまた別の受け取り方ができる気がしている。
それにしても舞台観るのって楽しいな。
新たな趣味にしていきたい。